NHKで俳句の番組を観たことがありますが、今回、初めてそのテキストなるものを購入しました。
なんていうのかな、NHKっていうだけでお勉強ってイメージがあって、こう窮屈な感じがしていたんですね。
「風のように読んで、風のように考える」って、文学博士の外山滋比古先生がおっしゃっていたんですが、そういうゆるい感じがいいんですね。楽しみでやっている俳句なんかもそうで、じゃないと苦しくなっちゃうような気がして。
だからNHKは避けていました。
でも最近、とあるブロガーさんがNHKの俳句に投稿したりしているのを読んで、ちょっぴり興味がわいてきたのです。で、いつもの行きつけの本屋さんへ行ったついでに買ってみました。それがこれです⤵

表紙の句、とてもいいんですけど。
鑑賞の句「古九谷の深むらさきも雁の頃 細見綾子」
「雁の声しばらく空に満ち 高野素十」
これに添えられている見開きのカラー写真があまりにも美しすぎて、句とあいまって、つい見惚れてしまいました。
こういうのがずらずらずら~と見開きで、5ページも続くんですね。
「はあ~~っ」 ちょっとため息が出ました。
つづけて秋の魚についての句と解説。鰯、鮭、秋刀魚、太刀魚とあって、その美味しいレシピが付いているのがいいですね。
たとえば鰯だったら、” 酢締め鰯の和え物 ”とか。
それから季語についての句と説明がカラー写真付きであるんですが、これはどうやら読者からの投稿らしいですね。
そしていよいよ放送講座が、各週について3ページほど解説されていました。
3ページ、これくらいだったら苦になりませんね。
あと短い小説があったり、俳人についての解説、巻頭句の説明、オノマトペについてなど、盛りだくさんありますが、どれも多すぎないので飽きっぽい私にはちょうどいい感じがしました。
特にいいのが、誌上添削教室があることですね。もちろん選ばれた人のみですが、これは興味がわきました。なるほど、こう推敲するのかと参考になりますね。
それに運が良ければ(添削するだけの価値がありそうな句だったならば)、もしかしたら自分の句を添削してもらえる可能性もゼロではないのです。
それとは別に、月に4人の先生方の兼題が出されて、それに入選や佳作になると、紙上に載るようです。
これは励みになりますね。
ラジオの「文芸選評」の句も載っていました。
ずいぶん盛りだくさんです。これが800円とは、とてもリーズナブルなお値段設定ですが、発行部数が多いNHKさんだからこそなせる業でしょうかね(笑)
NHKテキスト9月号には、今年の豊漁をまだ知らぬげに「近時、海洋環境の変化により、秋刀魚の漁獲量が激減し庶民の手の届かない魚になってしまった」とあります。
しかし、「今年は庶民の魚に戻ったのだよ、むふふ」とほくそ笑むYUYUなのでした(笑)
ちなみに本書の第1週の講義に、俳人の掘田季何氏の「押韻という技法」の解説がありました。
これは、同じ子音ないし母音を一句の中で印象的に繰り返すことだそうです。
せっかく学習したので、この押韻で秋刀魚の句を詠んでみました。
跳ね脂はみ出て皿に初さんま
上五・中七・下五それぞれの頭の音を2つ以上そろえるのを頭韻というそうですが、句は ha(は)で、3つ揃えてみました。
いつもありがとうございます