寒い時期はグラタンが特に美味しいですね。
グラタン作りに凝っていた時期があります。
バターで小麦粉をゆっくりと時間をかけて練って、それに牛乳を加えながらホワイトルーを作ります。ここまでが手間暇がかかります。
あとは好きな香辛料や具材を入れて、オーブンでこんがりと焼きあげます。
オーブンに入れたら、あとは温度と時間を設定して待つだけです。
バターの焼ける香りがほんのりとして、ほっとひと息をついたら、窓の外には霞んだような春の月が眺められました。

オーブンにグラタンの香や朧月 瑚幸
おーぶんにぐらたんのかやおぼろづき こゆき

朧月〖冬の季語・天文〗月朧・朧夜・朧月夜
朧に霞んだ春の月。薄絹に隔てられたような柔らかさを感じさせます。朧夜はその月のある夜です。
雲で霞がかった朧月と、白いルーの膜がかかったようなグラタンが、どことなく似ているような気がしました。
春の月を眺めながら、いい匂いがしてきて焼き上がりを楽しみに待っているようすが伝わるでしょうか。
これはプレバトのお題の〖バター〗を、ちょっとだけ意識して詠んでみました。
いつもありがとうございます。