桜さくら堂

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ふるさとの庭のいずこか沈丁花〖季語・沈丁花〗愛しの植物さん歩👟〖沈丁花の花言葉〗

花屋さんの店先に、沈丁花の苗が2つ、3つ、そっと置かれていました。

そういえば昔、この花は故郷の庭にあってたくさんの花をつけたものでした。

でも……はて、沈丁花は庭のどこに?

確か庭の右の隅だったような気がするのですが……

 

春になると、庭の真ん中に水仙が黄色い花をつけ、それから乙女椿が庭の奥に薄い桃色の花をたくさんつけ、そして手前には花カイドウが咲き……この花カイドウには、よく鶯がやってきたものでした。

そんなふうに若かった頃は、華やかでかわいらしい花にばかり目がいっていて、それは今でもその在処がありありと思い浮かびます。ところが沈丁花は、どうも今一つ、何処にあったのかはっきりとしません。

ただ、いつも春先には、沈丁花のいい香りがしていたものでした。

 

 

ふるさとの庭のいずこか沈丁花         瑚幸

ふるさとのにわのいずこかぢんちょうげ                          こゆき

 

沈丁花〖春の季語〗沈丁・丁字・瑞香・芸香・沈丁ほころぶ

花名は香木の沈香(じんこう)のような香り、スパイスの丁子(クローブ)のような香りと花の形にちなみます。

紫紅色の花がかたまって咲き、香りが高く、春の沈丁花・夏のクチナシ・秋の金木犀を合わせて三大香木と称します。

 

花言葉は、常緑植物であることから『不死』『不滅』。

強い香りにちなんだ『飾り立てる』など。

花屋の店先で見つけて、つい懐かしくなって小さな沈丁花の苗を連れ帰りました。

しばらく机の上に飾っていたら、とてもいい香りがして癒されました。花が終わったら、さて猫の額のような庭のどこに植えようかな・・・

 

句は最初は、

故郷の庭の何処か沈丁花  

と漢字を多用しましたが、沈丁花という季語を引き立てるためと、思い出を柔らかいイメージにするために、「故郷」と「何処」をひらがなにしてみました。

ふるさとの庭のいずこか沈丁花

 

 

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