好きな本「西の魔女が死んだ」の中で、孫娘のまいにおばあちゃんが、
「どこでも好きなところ、畑を作ってもいいですよ」というので、まいが選んだのはたくさんの切り株があって、根が張り巡らされている森のなかでした。
とても畑などを作れそうにありません。ところがおばあちゃんは、こういいます。
「ここはまいの場所にしましょう。……略……
植えるものは、そうね、……野アザミとか、ツリガネニンジン、リンドウ、いろんな種類のスミレ、そういう強くて優しい草のものにしましょう。スコップで移せるぐらいのね。
そうしておいて、秋には、スノードロップの球根を、宝物を隠すようにあちこちに埋め込むといいわ」
ここはおばあちゃんの人柄が見えて、素適なシーンですね。
それで私も狭い庭の一角に、そんな素敵なところを作ってみたいなあ……なあんて思ったりしました。
野アザミにツリガネニンジン……!
でも、そういう楚々とした草花は、近くのどの園芸店にもありませんでした。スノーフレークでさえも見当たりません。散歩をすると、たまに他所の庭に咲いていたりするのですが……。
それが昨年の暮が押し迫るころ、ふっと閃いたのです。
「ネットにあるかも」
見つけてポチしたのが去年で、届いたのが今年の寒の内でした。

三つ四つ寒に届いたポットの芽 瑚幸
みつつよつかんにとどいたぽつとのめ こゆき

寒〖冬の季語・時候〗寒中・寒の内・寒四郎・寒九・寒土用
寒の入(新暦1月6日ごろ)から寒明け(2月4日ごろ)の前日までの、およそ30日間をいいます。
寒に入って四日目を寒四郎、九日目を寒九といい、寒九の雨は豊作の前兆といわれています。
これはスノーフレークの芽です。たくさん出ているようですが、球根はたぶん3つか4つ位でしょう。
スノーフレークは秋に球根を植えるのだそうなので、もう芽が出てきていました。
地植えにはしないで、そのままそっとシクラメンと葉キャベツの鉢に植えてみました。
このままスクスクと育ってほしいものです♡
スノーフレークは春の季語、芽吹くも春の季語、冬芽は梅や桜などの木の芽のことなので、どれも却下。
ポットは温かいお湯を入れているポットかなと思わせておいて、最後に置いた「芽」で、フラワーポットだと分かる仕組みにしてみました( ´∀` )
三つ四つはきっちりとした数というよりも、曖昧な、だいたいそのくらいの数という感じで読んでいただければいいのですが……。
いつもありがとうございます。